有名な会社設立

ニッセイ基礎研究所副主任研究員、Aさんの報告によると、OECD(経済協力開発機構)加盟国のなかでも日本は自殺率が第二位(一位はハンガリー。
同国はWHO調査では第七位)と高く、しかも他の加盟諸国は自殺者の多くは七五歳以上の男性だが、日本は五○代男性が中心だという。 五○代男性の自殺が多い国は、WHO調査で上位に挙がっている旧ソ連の国々だ。
二○○○年に入って、サラリーマンに何があったのか。 この問題についての、突っ込んだ研究はなされていない。
一つには、サラリーマンの仕事への責任感の強さが、自殺を誘発している可能性がある。 過労自殺と思われる人々の遺書に接する機会があったが、そこに共通しているのは会社へのお詫びだった。
死の旅路に立とうとしている人が、会社には一言の恨みも語らず、むしろ自分の力不足な 流されて、 いつか中高年サラリーマンの生き方、企業の取り組みなどを取材していると、明と暗に出会う。 企業は今、ワーク・ライフ・バランス(仕事と私生活の両立)とかポジティブ・アクション(女性管理職などを増やそうと目標、期間を明確にした取り組み)などを、お題目のように唱えだした。
それを明とすれば、暗は、厳しいノルマを社員に課し、実現にいたらせるための締めつけなどがおこなわれることである。 セクシュアル・ハラスメントも後を絶たないが、それを上まわる勢いでパワー・ハラスメント、モラル・ハラスメント(いずれもいじめ)も増えている。

一部の企業には体育会系的なガンバリズムが息づいており、景気がいいときはそれもうまく機能するのだが、不景気になれば社員の首を締めつける働きもする。

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